7月14日（金）、2023年度HIROSHIMA & PEACE（以下、H&P）の第3回オンライン講座を開催しました。

日本人学生や交換留学生に加え、フランスやアメリカからの参加者を含め、30人が参加しました。

今回はジョージタウン大学外交学院助教授の樋口敏広先生をお迎えしました。樋口先生は歴史家として、核兵器や核戦争が環境に及ぼす影響をめぐる議論について研究されており、主著にPolitical Fallout: Nuclear Weapons Testing and the Making of a Global Environmental Crisis（2020）があります。

今回の講義では、広島・長崎への原爆投下が自然と人間の関係をめぐる議論をどのように変えたのかについて、ディスカッションを交えつつお話し頂きました。被爆後の環境調査の意図や影響をふまえ、動植物や気象など「人間以上」の視点が、被爆者救援や被爆証言の広がりと密接に関わることが指摘されました。

H&Pは、2003年から毎年開催されている英語による夏季講座です。世界各地から学生が集まり、「ヒロシマ」と「平和」について学ぶとともに、ディスカッションを行います。2023年度はオンラインで計3回の講座を開催しました（6月30日、7月7・14日）。

2023年度H&Pプログラムの詳細については、 こちら を参照ください（英語のみ）。
https://intl.hiroshima-cu.ac.jp/sys/wp-content/uploads/2023/06/13d834894ae3d5b981cc80758318992b.pdf

H&Pの公式ウェブサイトは、こちらをご覧ください（英語のみ）。
https://intl.hiroshima-cu.ac.jp/en/hiroshima-and-peace/　

H&Pのインタスタグラム公式アカウントは、こちらをご覧ください。
https://www.instagram.com/hiroshima_and_peace_official/