国際学部は、1学年100名の学生定員に対し、約45名の教員がいます。すなわち 1人の教員に 2.2 名の学生が割り当てられる計算になります。このメリットを最大限に活かし、学部が特に力を入れているのが、討論形式で授業が行われる演習です。これをゼミナール(ゼミ)と言います。
これらのゼミは、国際学部で求められる主体的な学びの態度と方法、思考力を身につけるのがねらいです。「読み、書き、語り、調べ、考え、表現する力」を演習の仲間といっしょに培っていきます。これらの演習での学びは、他の専門科目の授業内容を理解するための手助けとなるだけでなく、それまでなんとなく抱いてきた興味、関心を学術的な問いとしてきたえなおすことに結びつき、3年次の専門演習を経て4年次の卒業研究に発展していきます。
学年が進むにつれ、少しずつ専門的な科目の割合が増えていきます。その中で、特に集中的に勉強してみたい領域、あるいは関心のある課題に取り組むために受講するのが3年生の専門演習です。国際学部に所属する全教員がゼミを開講します。
2年生の後期(11月頃)に希望するゼミに登録を行います。(各ゼミについての情報は、学部教員サイトをご参照ください。)
4年間の集大成として取り組むのが卒業論文です。ゼミの先生の指導や助言を受けながら、1年をかけて研究に取り組み、論文を仕上げます。国際学部では特に優秀な卒論を仕上げた学生を表彰する制度があり、これを「卒業論文グランプリ」と読んでいます。受賞者は卒業式の日に発表され、学部から表彰されます。