pagetop

卒業生紹介

トップ キャンパスライフと就職 卒業生紹介

掲載している情報は、全て取材当時のものです。現在は異なる場合があります。

菅原 康裕(2013年3月 国際学研究科 博士前期課程 国際学専攻 修了)
広島市立舟入高等学校勤務(掲載当時)

すぐそばにある異文化体験

「自分中心の世界を脱して、相手を理解することを学んだ」。引率した海外研修の感想として、こんなことを言ってくれた生徒がいました。「常識」とは何だろうか。「異文化理解」とは何だろうか。私はこの大学で文化人類学という学問と、素晴らしい恩師たちに出会いました。自分の「常識」という見慣れた世界から一歩踏み出し、他者の「文化」という未知なる世界に触れることで見えてくるものがある。この大学での経験は、私を新しい世界に引き込んでくれました。人はそれぞれが異なった価値観を持っています。外国という異文化に触れることで学んだ、相手を理解したいという姿勢は、実はすぐそばにいる友だちを理解しようとすることと何も変わらなかった。文化人類学の哲学を、目の前の高校生が実体験として発見し、成長していくこと。そんな姿に気付くことができたのは、まさにこの大学での経験のおかげなのだと感じています。
(2018年度大学案内から抜粋)

金本 麻里(2011年卒業)
在マダガスカル日本国大使館勤務(掲載当時)

留学とゼミで学んだ「伝える力」が、今の自分を支えている。

現在、外交官の方々の業務が円滑に進むようサポートする仕事をしています。
仕事内容は多岐にわたりますが、フランス語を用いた現地職員への指示や現地業者との調整等が主な仕事のため、自分の意向を相手にいかに的確に伝えられるかが求められます。この仕事を通して痛感することは、「自分の言葉」で話すことの重要性です。語学力に関係なく、自分が内容を正確に理解していないうちは相手に説明しても伝わりません。
フランスのオルレアン大学へ交換留学をした際には、自己主張が求められる環境の中、限られた語彙力で自分の意見を伝える努力を重ねました。また、専攻した会計学のゼミでは、会計学を学ぶだけでなく、物事を論理的に考え、説明するために試行錯誤しました。これらの経験が今の自分を支えていると強く感じています。
(旧学部ウェブサイトから転載)

今中 初美(2010年卒業)
三菱重工業株式会社 原動機事業本部 高砂製作所調達部勤務

様々な経験が卒業後の進路を決めるきっかけに。

グローバルに働きたい、世界に誇れる日本の技術で発電所を作り社会や世界に貢献したい、と思いこの会社を選びました。
私の職場は、発電所の建設に必要な材料を、国内や海外から調達する業務をしています。また、新たな調達先を求めて海外メーカーの更なる開拓についても検討を進めているところです。
今は入社したばかりですが、海外メーカーとの契約書の作成や、国内メーカー訪問、価格交渉について学ぶなど、社内外の多くの方と関わりながら、実際の業務を通じて人脈作りとノウハウ習得に取り組んでいます。
 大学時代は、語学留学、ゼミ、部活動、アルバイト、海外旅行などをしました。
2年次には、留学を志望する学生への大学の奨学金制度(語学研修補助事業)を利用し、ラスベガスへ留学しました。当時はホテル業界に興味があったので、観光産業が盛んな地で、同じ意識を持つ留学生と共に語学を学びながら、休みの日はホテルを見学して過ごしました。真剣にホテル業界への就職を目指す留学生との意見交換は、進路について考える貴重な機会となりました。また、この期間に留学生や先生と交わした何気ない会話から、日本が持つ高度な技術力が世界の人から信頼されていることを改めて知りました。この経験は、私がこの会社を志望するきっかけとなったもので、留学は単に語学習得のためだけでなく、現在の私を形成するのに大きな影響を与えることとなりました。
また3年次には、金融論ゼミでお金の流れを通して社会の大きな仕組みについて、マーケティングゼミで企業活動などについて学びました。このような知識は、就職活動中や入社後にも様々な面で役立っています。
とは言え、勉強ばかりではなく、部活動やアルバイトを通して、積極的に多くの人との関わりを持ちました。年の離れた先輩方や見ず知らずの方とも怖気ず話せる積極性を得たことは、社内外の多くの方とのコミュニケーションや良好な関係づくりに役立つと考えています。
また、国際学部の魅力は色々なことに挑戦できるだけではありません。何事にも積極的で、長期休暇になると次々に海外に飛び出していくような友人達や、勉強も進路も親身になって熱心に応えて下さる先生方がいます。海外や色々な事に自然と興味を持つくらいにたくさんの刺激をたくさんの人から貰いながら過ごした4年の間に、様々な事に取り組みやりたい事を見つけることができました。
きっとみなさんの先輩となる人の中にも、多くの刺激をくれるような人がたくさんいると思います。
国際学部には、色々なことに挑戦できる環境があります。みなさんも、国際学部でのさまざまな経験を通して、やりたいこと見つけてみませんか。
(旧学部ウェブサイトから転載)

今村 健一(2010年卒業)
日本生命保険相互会社勤務

学生時代の全力での挑戦が、社会人の自分を支えている。

私は今、日本生命保険相互会社で働いています。日々の仕事の中で、大変だと感じることもありますが、その時に私を支えてくれるのは、大学時代にゼミで学んだ「挑戦」するという気持ちです。私のゼミはマーケティングでした。企業が消費者のことを考えて戦略を立てる、その全てがマーケティングと言えるかもしれません。ゼミでは、知識だけを学ぶのではなく、企業の協力を得て大学対抗の商品開発提案を行いました。
 こういった体験を通し、何か一つのことに真剣に挑戦することの大切さ、さらに、その挑戦する思いが大きければ大きいほど、身につくものも大きくなることを学ぶことができました。ゼミで身につけた多くのことは、日常生活のさまざまな場面でも今も役に立っていると感じています。
(旧学部ウェブサイトから転載)


広島銀行で営業事務をする吉岡さん

吉岡 朋美(2009年卒業)
広島銀行 福山営業本部勤務

広島銀行で営業事務の仕事をしています。現在は、主に窓口業務の担当です。お客さまにとって大切な「お金」を預かる仕事なので、失敗は許されません。窓口業務は、直接お客さまと接する機会が多く、また、時には数千万円の現金を直接手渡されたりすることもあるなど、緊張の連続です。また、来店されたお客さまが求めることを、いかに早く正確にこなすかが大切です。時に、お客さまの意に添えずお叱りを受けることもありますが、感謝のお言葉をいただくこともたくさんあります。お客さまから「ありがとう」と言ってもらえた時のうれしさは、例えようがありません。お客さまのことを第一に考え行動できる銀行員を目指して、これからも頑張ります。
国際学部で学んでよかったと思うことは、一つのことを多面から見る視点を培えたことです。政治や経済、文化の面から幅広く学べるのは、国際学部の最大の魅力だと思います。中でも、HIROSHIMA and PEACEは今でも思い出に残っており、自分の思っていることを言葉(英語)にして発言することの大切さを学びました。
(旧学部ウェブサイトから転載)


武田薬品工業でMRを担当する賀村さん


担当ドクターとの1枚


先輩MRとミーティング(中央)

賀村 幸子(2009年卒業)
武田薬品工業株式会社勤務

医療機関を毎日訪問し、医薬品の適正使用と普及を目的として医療関係者と面接をし、情報の伝達や収集を行う仕事です。間接的ですが、患者さんの命や健康に関わることができ、やりがいを感じています。
薬の概要や有効性・安全性などのデータを紹介しながら、個々の患者さんへの治療提案まで行うので、医療関係者のニーズや患者さんの病態を把握してプロモーション方法を変えていく必要があります。薬や病気の知識の豊富さも必要ですが、提案が受け入れられるための関係も重要です。国際学部では、理系や芸術系の学生、さらに海外や学外の学生、そして豊富な経験をお持ちの先生方と、さまざまな方と出会うことが出来ました。さらに、市大では複数のゼミを履修することが可能です、私も2つのゼミを履修し、一つの研究テーマに囚われない、多面的な視野を得られたと思っています。少人数のゼミで活発な議論を交わせたことも、自らの成長に繋がりました。
そのような環境で得た刺激が私の人間としての幅を広げてくれ、性格も年齢も様々な医療関係者と関係を構築し、さらに「医療のパートナーとして認められる」というMRとしての成長につながっています。
(旧学部ウェブサイトから転載)

梶川 直樹(2009年卒業)
株式会社アトレ 秋葉原店顧客グループ 勤務

多面的な考え方に触れ、多くの本を読んだ大学生活が今、生きている。

現在、ショッピングセンターの開発運営を行う会社で、館内の環境整備や販促活動などに従事しています。この仕事は警察や消防等の行政や広告代理店、ショップ、お客様など多くの人と関わることが多く、多面的な考え方や幅広い知識が求められます。大学時代、先生や友達と議論を重ねて多様な考え方に触れたことや、法哲学ゼミで多くの本を読んだことが会議やプロジェクトを企画実施する際に生きていると実感。
時には、クレーム対応のような大変な仕事もありますが、お客様の喜ぶ顔を見られる今の仕事にやりがいを感じる毎日です。今後も、私の業務がきっかけとなって、一人でも多くのお客様に笑顔になっていただけるように努力していきたいと考えています。 市大の先生や友達との素晴らしい出逢いがあったからこそ、今の僕があると心から思います。
(旧学部ウェブサイトから転載)

永里 真弓(2008年卒業)
中国新聞社 松江支局勤務

地元紙の記者としての自覚を持って、現場で感じたことを伝えたい。

新聞、読んでいますか? 最近は「ニュースはネットで見られるし」と思われがちですが、その記事を書いているのも新聞記者たちです。私は、1年間本社で勤務した後、松江支局で記者として働いています。少人数の支局では、担当の松江市に加えて、事件事故やイベント、高校野球など担当以外を受け持つこともあります。
一人で現場に向かい、何がニュースなのか自分で判断します。ニュース価値に悩むときには上司や先輩に相談した上で、記事を書きます。大学時代も現場から多くを学びました。ゼミで行ったフィリピン農村部のフィールドワークや卒業論文でのホームレスへの聞き取り調査など、先生の支えで机の上では経験できないことを学んだと思います。今後も、地元紙の記者としての自覚を持ち、現場で感じたことを伝えていきたいです。
(旧学部ウェブサイトから転載)

pagetop