国際学部では学生の卒業後の準備に向けて、さまざまなインターンシッププログラムを用意しています。
現在、多くの企業や公的組織が大学生を対象としてインターンシップを行っており、学生の採用活動と強く結び付けているところもあります。学生のキャリア形成を考える上で、インターンシップは欠かせないものとなっています。国際学部では毎年多くの学生がインターンシップに参加しており、その数は年々増加しています。参加した学生は、インターンシップを通じて自分の仕事への適正や働くことの意義を見つけ、社会へと羽ばたいてゆきます。
国際学部は、広島東洋カープのご支援のもと、ドミニカ共和国カープ野球アカデミーでの企業インターンシップを実施しています。
国際学部の学生は、アカデミーにおいて現地スタッフの指導を受けながら約半年間の研修に取り組みます。
約1か月の国内事前研修(広島)を受けた後、約5か月間の現地研修(ドミニカ共和国)に入ります。2009年からスタートした全国でも極めてユニークな研修プログラムです。
研修では、例えば、練習試合の際のビデオ撮影やスコアブックを付けるお手伝いや、ドミニカの選手やコーチ、スタッフの日本語指導を行うなど、アカデミーの業務を補佐します。また、現地でスペイン語を使いながら自分の知りたいことを調べ、その中で開発途上国(ドミニカ共和国)の実情や社会的課題を体験的に学びます。
カープ野球アカデミーは、1990年に広島東洋カープがドミニカ共和国に設立した野球学校です。地元の有望な若手選手を発掘し、プロで通用する選手へと育成する役割を担っています。
国際学部ではインターンシップへの参加を奨励していますが、それは企業だけではありません。小学校や中学校などで研修を受けることもできます。教職希望者はもちろん、教育問題を考えたり、子どもたちと接するのが好きな人にとってももってこいの機会です。
朝の会での挨拶(左)と書道の授業での補助(右)