10月24日(金)、特別講義“Great Power Rivalry and the Challenges to Global Security: Implications for East Asia”を開催しました。
講師は英国ブラッドフォード大学のクリストフ・ブラース教授。
第二次世界大戦以来、最大の武力紛争が欧州で起き、過去のものと思われていた大国間の対立が現実のものとなり、国際秩序は過渡期にあるという講演でした。
武力紛争の最中にも紛争当事者間に経済関係が継続している点が冷戦時代と異なり、また現在起きている対立は第二次世界大戦以降に築かれた民主主義や人権という価値観を巡る「アイディアの対立」(contestation of idea)とも理解できるという解説がありました。
特別講義には国際学部と国際学研究科の学生25人が対面参加し、講義後には活発な質疑応答が行われました。
* 本訪問は2025年度広島市立大学・特色プロジェクト研究費「岐路に立つ国際秩序」(代表:古澤嘉朗)の一環として行いました。
