2017年10月4日(水)、元広島東洋カープの外野手で現在、野球解説者の廣瀬純氏をお招きし「プロ野球選手のセカンドキャリア」をテーマに、国際学部特別講演会を開催しました。
本講演会は国際学部の「スポーツ文化経営論」(担当:曾根幹子)の講義の一環でしたが、全学部の学生、教職員を対象に学内限定の公開で行いました。廣瀬氏が現役だった頃からのファンも多く、1限目にも関わらず小ホールは満席となり、出席者全員が興味深い話に熱心に耳を傾けました。
講義では、昨年12球団を対象に実施された「選手のセカンドキャリアに関する意識調査」などのデータを基に、引退後の選手の実態や新たなキャリア支援などに関して自身の経験や具体的事例、またスランプに陥ったときに「心理学」の手法を用いて客観的に自己分析する方法などについてもご教授頂きました。
廣瀬氏は2000年シドニー五輪日本代表でもあり、また同年にはドラフト2巡目(逆指名)で広島東洋カープへの入団が決定。「けがの多い選手生活だった」と話されていましたが、いつも明るく前向きに努力され、一軍公式戦連続打席出塁記録保持者となられました。
学生の受講票の感想には、「お話を聞いてプロ野球選手のセカンドキャリアの厳しさを知った」「高額の契約金は退職金だと思っているという話が、とても印象に残った」「もっと自分も頑張らなければと思った」など多くのコメントが寄せられ、有益な講義となりました。
(文責:曾根)