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学部教員紹介

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山根 史博

山根 史博
YAMANE, Fumihiro

職名
教授
専門分野
環境経済学、行動経済学、リスク認知学

リスクや不確実性が存在する下での人々の認識や行動、並びにリスク削減対策の効果や情報の影響について実証研究をしています。分析対象は様々で、環境リスクや食品安全のほか、特に近年は、放射線被ばくの健康リスクや原発事故の再発リスクが引き起こす社会影響(リスク認知や不安)に関する研究に力を入れています。

主たる担当授業科目

ミクロ経済学

買い物や進路など、私たちは日常生活・人生において様々な選択を行います。また、その選択が相互に作用・調整しあうことで、何らかの社会現象(効率的な資源配分、環境問題なども)を引き起こします。ミクロ経済学では、「人は合理的である」という仮定の下で人々の選択と社会現象を読み解き、場合によってはその改善のためのヒントを提供してくれます。

基本統計学

複雑な世の中すべてを正確に把握することや未来を正確に予想することは不可能です。しかし、より良い生活を送り、より良い社会を創るためには、それらの不明確なものを明確にしていく努力が必要です。データはそのための手がかりです。基本統計学では、正しいデータの収集方法と分析方法について学びます。

ゼミ

ゼミ生が興味を持つ「人や企業の考え・行動のパターン」「社会問題」の原因・結果を経済学的視点から洞察し、その洞察が正しいかを確かめるための統計調査・分析のスキルを実践的に学びます。
最近の研究では、身近なお菓子を題材に用い、品質の表示内容の信頼性と品質管理の視点から考察をしました。3種類(国内・海外製造)のお菓子100箱ずつのデータをとり、統計学的に分析しました。巨大な海外メーカーに品質で勝負する日本メーカーという、小説やドラマにありがちな構図。しかし、Made in Japan Qualityは架空の設定ではなく、現実であることをデータが物語っていました!注目のレポートはこちらから(PDF)

重さと枚数の計測

その他(受賞・表彰など)

[1] 日本農業経済学会 学会誌賞, 山根史博, 受賞対象:研究論文「BSE全頭検査見直しによる消費者厚生変化の推定:モニタリング調査による仮想的顕示選好法」(『農業経済研究』,Vol. 80,No. 1,pp. 1-16), 2009年3月.

[2] 日本公共政策学会 論説賞, 山根史博(大垣英明・浅野耕太との共同受賞), 受賞対象:研究論文“The Immediate Impact of the Fukushima Daiichi Accident on Local Property Values”(Risk Analysis, Vol. 33, No. 11, pp. 2023-2040), 2014年6月

[3] 日本原子力学会 社会・環境部会 優秀発表賞, 山根史博(松下京平・大垣英明・浅野耕太との共同受賞), 受賞対象:原発事故に関する一連の研究発表・論文に対して, 2015年3月.

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