日本文化・日本古代史が専門領域です。歴史の表から隠れてしまった日本の文化や思想の蓄積がいかにして形成されてきたのかを明らかにしたいと考えています。
日本文化史Ⅰでは、特に衣食住といった生活に関わることがらを中心に、日本文化史Ⅱでは、信仰形態(神祇信仰・仏教・陰陽道)を中心に、諸外国の様々な文明を柔軟に取り入れて、日本独自の生活文化、及び、思想として発展させてきた日本の思考について学びます。
世界の中の日本という視点で日本研究を行う基礎的知識を身につけます。日本の文化・文明を表象する文化遺産や史料について、現在の学術交流のあり方から検討していきます。
古文書・古記録などの史料を読解する基本的な技術や知識を身につけ、日本文化への理解を深めます。過去には、例えば『日本霊異記』・『菅家文草』を読みました。
古文書・古記録などの史料の読解を通し、日本文化史研究に必要な知識と考え方を身につけます。あるいは、海外における前近代日本史研究についての知識を習得し、新たな研究視点を提示することを目指します。過去には、例えば "Shinto in History : Ways of the Kami"(by John Breen, Mark Teeuwen)を読みました。