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ヴェール, ウルリケ

ヴェール, ウルリケ
WOHR, Ulrike

職名
教授
専門分野
日本研究

日本学と歴史を専攻(ウィーン大学、ハイデルベルク大学)。今までの主な研究分野・テーマ:日本近・現代の女性史とフェミニズム研究、戦時中日本・ドイツ女性史の比較研究。最近の研究テーマ:幕末・明治期における日独交流史や初期ドイツ日本研究のジェンダー化(ジェンダー視点からの再考)。

主たる担当授業科目

ジェンダー論

ジェンダー研究(gender studies)とは、「ジェンダー」(つまり、文化的社会的に作られた性差)という概念を道具にして歴史や社会を分析する研究領域です。
この授業では、われわれが「女性(的)」・「男性(的)」と呼んでいるものは必ずしも自然に存在しているのではなく、男女の差には文化的・社会的とりきめに由来する部分が多いことについて学び、文化や社会におけるジェンダーの形成・再生産のプロセスを追っていきます。また、性差が作り出され、強調されることによって得をするのは誰なのか、損するのは誰なのか、ジェンダーとセクシュアリティはどのような関係にあるかについて考えていきます。

日本研究Ⅱ

この授業では、近・現代日本を中心に社会と宗教とジェンダー(文化・社会的に作られた性差)との関係を考えます。多様な宗教の教義や教団の組織などにジェンダーがどのように反映されているか。男性、そして女性は宗教に何を求めているか。幕末から現代のあいだに宗教、ジェンダー、そして様々な宗教の男性像と女性像、それぞれの教団で活躍している男性と女性の情況はどのように変ってきたか。これらの問題に光を当てることによって、日本社会の歴史と現在について学び、世界の中の日本について皆で考えていきたいです。

ドイツ語Ⅲ・Ⅳ

 

ジェンダー論Ⅰ(大学院授業科目)

近・現代日本をジェンダー視点で考えるための理論的・実証的研究文献を読みます。

ジェンダー論Ⅱ(大学院授業科目)

A の続きとなります。

ゼミ

過去と現在、日本とそれ以外の社会と文化において、ジェンダーとセクシュアリティがどのように現れ、どのように変化してきたのか。それらのジェンダー・セクシュアリティ現象をどうとらえればいいのか。ヴェールゼミは、以上の問題について考える授業です。メンバーの希望に沿って選んだ、ジェンダー研究関連の文献を一緒に読みます。また履修者それぞれが、自分自身の興味に応じて調べて読んできたことについて、順番で発表します。日常を新しい目で見ること、「常識」の「脱常識化」を狙う授業なので、新鮮で楽しいです!

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