専攻は交通経済学と地方財政学。1987年5月から1998年9月まで㈱PHP総合研究所で研究員として勤務。98年10月より現職。交通論、財政学を担当。地方部の公共交通の運営や臨港地区の土地利用・港湾物流、公共部門の内部組織のマネジメントに関心を持つ。
共著:『図解 給与明細から経済を読む』PHP研究所 1997年、単著:『あなたの税金はどこへ行くのか』PHP研究所 1997年、共著『地方分権とバス交通』2005年、勁草書房。
この講義では、経済学の視点からみた公共政策とその限界について学びます。
対象となるのは、政府や地方自治体、公的企業と呼ばれる企業などで、これらは公共部門と呼ばれています。公共部門は、企業や家計が取り組むことができないような活動を行なっています。なぜ公共部門が必要なのか、それはどのような場合にうまく機能するのか、うまく機能しない理由は何か、その場合には他にどのような解決方法があるのかを学びます。
経済学の概念としては、外部性、公共財、および独占企業の行動と政府規制に関する基礎的な知識を用います。
都市の交通問題をとりあげ、都市空間と交通の関係をミクロ経済の立場から学びます。
都市の公共政策と交通計画の関係をとりあげ、公共部門のマネジメント問題を考えます。
2010年度前期は、エピソード満載のゲーム論の教科書を輪読しています。(デイヴィッド.P.バラシュ著、桃井緑美子[訳]、『ゲーム理論の愉しみ方』河出書房新社、2005年発刊)ゲーム理論は、日常の出来事やおなじみの問題を新しい切り口から考えるきっかけになる・・・ので楽しみです。また、1年生の「基礎演習」や2年生の「発展演習」で学んだ情報検索やレポート執筆の腕をさらに磨くために、就職活動のための情報収集をはじめました。業界や企業の情報を投資家の視点で評価するときに、どのような情報を調べたらいいのか?大学卒業後に、人生のいちばん貴重な時間を投資することになる企業という組織について勉強しています。今の時期はそろそろ卒論作成が気になりますが、地域の交通や町づくりに関するトピックで、フィールドワークができそうなものを検討中です。