広島生まれ。大学では心理学を学び、卒業後は放送局で4年間働きました。仕事をとおして日本社会について多くを知ることができましたが、激動の国際関係を理解したい!と留学のために退職。英国シェフィールド大学国際学研究科で学びました。現在はグローバル化時代の社会関係を考える上で、越境的な社会学のアプローチに魅力を感じています。
私たちが生きるうえで根源的問題である「他者の両義性」、つまり生きる喜びの源泉であり同時に生きる困難と制約の源泉でもある他者をキーワードに、現在のグローバル化する国際社会を考えます。講義はパレスチナからの手紙ではじまり、最後は山口県上関町の話で終わります。ひとりひとりの豊かな生のために、私たちがどのような親密な、また国境を越えた他者関係の中にあり、今後どのような他者との関係を構築していくことができるのかを考えます。
私たちの日常生活をグローバルな視点から考える社会学の理論と方法を学びます。
現代日本社会の直面する問題を自らの関心に沿って具体的に勉強していきます。